AI活用のススメ
- 管理人
- 2 時間前
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日々の栽培や現場の判断をより確かなものにするために、AIも道具のひとつとして活用しています。今回は、Claudeを使った『写真診断』がとても参考になった事例を共有します。
写真①:ブロッコリーの状態

写真②:定植時の苗(セルトレイ)<= 診断に使用した写真です。

Claudeからの回答(全文)
写真拝見しました。なるほど、これは確かに定植前から明らかに軟弱・生育不良の苗ですね。いくつか気になる点があります。 写真から読み取れる問題点 観察点:内容 ●葉色:全体的に黄緑〜黄色がかっている(本来は濃い緑であるべき) ●大きさのバラつき:セルごとに生育差が大きい(徒長気味の株、ほぼ止まっている株が混在) ●欠株:何箇所か発芽していない/消えているセルがある ●葉の形:本葉が小さく薄い、双葉からの展開が遅い印象 ●全体の姿:ひょろっと縦に伸びている割に葉が育っていない=徒長気味 これは「畑に植えてから調子を崩した」のではなく、育苗段階(セルトレイの時点)ですでに窒素不足または日照不足だった可能性が高いです。つまり定植はスタートから不利な状態で始まっていた、ということになります。 推定される育苗段階の原因 1. セル内の培土の肥料切れ:市販培土でも育苗期間が長くなると窒素が枯渇し、黄化・徒長が起きやすい 2. 日照不足:徒長した株が目立つので、育苗場所の光量不足(曇天続き、遮蔽物、トレイの詰め込みすぎ) 3. 水切れ・過湿の繰り返し:根の張りが浅いまま定植された可能性 4. セルサイズに対して育苗期間が長すぎた:根詰まりで養分吸収が頭打ちになっていた このことが切り戻し判断に与える影響 前回「切り戻しは分が悪い」とお伝えしましたが、この写真を見るとその判断はより強まります。根本原因が"畑の問題"ではなく"苗自体の体力不足"だったなら、切り戻しをしても地上部を落とすだけで、そもそも弱かった根系の底力は変わりません。むしろ: ●今の株を触ってみて、根鉢がどれくらい発達しているか(定植時のセルの根がそのまま止まっている感じか、畑土に根が展開しているか)を確認してみてください ●もし根があまり展開していないようなら、切り戻しよりも新規育苗からのやり直しの方が、同じ3ヶ月を投資するなら収量への期待値は高いと思います ●秋作なら今からの育苗で気温・日照とも十分回復するので、今回のような徒長・黄化は避けやすいはずです もしよろしければ、現在畑に定植されている株(今の状態)の写真もあれば、根の張りや現状の生育をもう少し具体的に判断できます。
実際に参考になったポイント
・定植後ではなく『定植時点』の写真から、原因を育苗段階に切り分けられた
・観察点(葉色、徒長、欠株、ばらつき)を言語化して、次の確認行動まで落とし込めた
・『切り戻し』の是非を、根系の体力という観点で判断できた
AIは『答え』ではなく『判断を助ける道具』
AIの回答が常に正解とは限りませんが、写真と状況を説明することで、見落とし防止のチェックリストとして非常に有効だと感じました。 尚、次回の農士塾は、9月26(土)を予定しています。
イベントページよりお申込下さい。 zaki 拝
