加瀬農園様を野々川尚先生と訪問し、団粒構造と細土について学びました。
学んだこと
植える前の最終仕上げとして、表面を細かい土にする。これを細土と言う。
団粒構造の土とは、大小の粒が混ざり合った土のこと。粒と粒の間には適度な隙間がたくさんできるため、水はけがよく、空気もよく通ります。土の塊に水や養分を蓄えるので、水持ちがよく、肥料持ちもいい。また、団粒の隙間には無数の微生物も棲みつきます。土壌生物の多様性により、野菜を害する特定の生物が蔓延しないため、病害虫も発生しにくくなります。
団粒構造化には、バクテリアとその数が重要。
バクテリアを増やすには炭素が重要。
林の土は団粒構造化されている。
林の土は炭素が多い。畑は窒素が多い。
炭素が多いものが良い堆肥である。
畜糞も堆肥だが、炭素比率が低い。
落ち葉、籾殻、バークに炭素が多く含まれている。それを分解するのが、畜糞の大きな役目である。
土が安定するのに、7年ほどかかる。
これは、有機物が完全に無機化するのに7年程かかることに由来するのではないだろうか。
人間も、細胞レベルでは約5~7年でほとんど入れ替わっているという説がある。7年といのは、生命のサイクルなのかもしれない。
堆肥を入れると、土の熟成が始まる。
熟成は、ぬか床に例えられる。年数の経ったぬか床でつけた野菜の方が旨い。
土が安定したら農業資材の投入。
輪作体系をきちんとする。
基礎を学ぶ必要はあるが、自分の畑に合わせたやり方をして、自分のものにすることが大事である。
追記
輪作体系とアレロパシーについては、明日以降のブログにて^^
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